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クラウド×ビッグデータ:最先端テクノロジーの融合で効率を上げる

ビジネスでのビッグデータの活用と同時に問題となってくるのは、無限大に増えるデータの管理方法です。一般的に、ビッグデータは大容量のストレージなどのハードウェアに保存して管理・保守されており、この場合データ量の増大とともにインフラを拡大していく必要があります。加えて、インフラの保守・管理の作業量も増加するため、IT部門の負担が増加してしまいます。

そこで、近年ではクラウドサービスを利用してビッグデータを管理し、インターネットを介してアクセスできるようにしておく方向性が主流となっています。クラウドを利用すれば、サーバーやストレージなどのインフラを社内に設置する必要がほとんどなくなるため、管理コスト削減や人材活用の促進を実現することができます。そこで、本記事ではビッグデータとクラウド環境を組み合わせて使う意義について解説します。

ビッグデータとは

ビッグデータとはいわゆる大容量のデータのことを指します。ERPやCRM、SCMなど基幹システムのもとリレーショナルデータベースに格納されている構造化データや、センサーログやWebログ、テキストデータなど多構造の様々なデータが存在します。しかし、ただ大量に存在するだけでは、それをビジネスに活用することはできません。その大量のデータのリアルタイム収集や、処理、データ多様性への対応などが求められます。


クラウドサービスとは

クラウドサービスは、コンピューターにソフトウェアなどをインストールせずに、インターネットを介して外部のサーバーにアクセスすることでソフトウェアや他のサービスを利用することができます。クラウドサービスのわかりやすい例として、Gmailなどのフリーメールアドレスのサービスが挙げられます。このサービスではユーザーはソフトウェアをパソコンにインストールする必要はなく、ブラウザを介して個人のユーザーアカウントにアクセスするだけで無料のEメールアカウントのサービスを利用することができます。

クラウドサービスは主に3つに分けることができます。それらについて解説します。

  • SaaS(Software as a Service) クラウド上にあるソフトウェアを利用することができるサービスです。先述したフリーメールアドレスのサービスがこれに該当します。

  • PaaS(Platform as a Service) プログラミング言語を用いたシステムやサービスを開発するための環境が提供されています。これを利用すれば、サーバーの設置やOSのインストールといった開発環境の準備や構築を行う必要はないため、すぐに開発に取りかかることができます。

  • IaaS(Infrastructure as a Service) 仮想マシンやネットワークなどのインフラを提供するクラウドサービスを指します。先述したサーバーやストレージの提供サービスはこれにあたります。ビッグデータをここに保管しておき、必要なときにインターネットを介してアクセスすることができます。

ビッグデータの効率的な活用にはクラウドが必須

ビッグデータは、クラウドサービスのひとつであるIaaSを利用して保管・活用することで、クラウドとの相乗効果を期待できるため、最近ではビッグデータをサーバーなどのハードウェアではなくクラウドに置いて管理する方向性が主流となってきています。

ここでは、クラウドを利用してビッグデータを管理する重要性や意義について解説します。


管理・インフラコストを削減できる

データの管理方法として、サーバーやストレージを利用することが考えられます。しかし、そもそも企業が有するビッグデータの量は膨大であり、またビジネスや企業規模の拡大と同時にデータ量も無限大に増えていきます。したがって、ビッグデータの保存にサーバーやストレージのようなインフラを利用すれば、それらのハードウェアのコストも無限大に増加します。

その点、クラウドサービスを利用してビッグデータを保存しておけば、それらのインフラコストを削減できます。もしデータが増えてきた場合は、クラウドサービスの管理コンソールからスペースを拡張することで対応できます。


スペースを有効活用

ビッグデータをサーバーやストレージに保存しておくと、データ量の増加に伴いそれらのハードウェアを設置するスペースも拡張しなくてはなりません。クラウドサービスを利用してビッグデータを保存すれば、これらのハードウェアを社内やデータセンターに置いておく必要はないため、管理コストを削減することができます。


データ保守・管理の面倒な手間を省ける

サーバーやストレージは、故障リスクの対策として、必ず別のハードウェアでデータをバックアップが必要です。一方で、データベースの拡張にも、新たなストレージの導入・運用計画を立てる必要があります。クラウドを利用したデータ管理においては、これらの保守・管理を行う必要がありません。


IT人材の活用につながる

クラウドを利用してデータ管理を行えば、サーバーなどのハードウェアやシステムの直接の管理が必要なくなるため、ITエンジニアの手間を大幅に省くことができます。したがって、ITエンジニアは今までデータ保守・管理のために利用していた時間をデータ分析・活用の仕事といったよりクリエイティブな作業に割り当てることができ、結果としてIT人材の有効活用につながります。


クラウド×ビッグデータの課題とは

クラウドとビッグデータの相乗効果について解説しました。しかし、一方で課題もあるため、クラウドサービスを利用の際はそれらについて留意しておく必要があります。


クラウドサービス利用料

先述したように、クラウドを利用すればサーバーなどのハードウェアのインフラ・管理コストを削減できるメリットがあります。しかし、クラウドの利用料金について留意しておく必要があります。また、データが増えればその分コストも上昇することがあります。場合によっては、ビッグデータをクラウドへ移行することにより逆にコストが上がってしまうかもしれません。目的に合ったクラウドプロバイダの選定やハイブリッドクラウドの活用など自社に適した方法を検討しましょう。


セキュリティ

クラウドにおけるビッグデータを活用するにあたって、不正外部アクセスや情報漏洩の対策についても考慮しておく必要があります。とは言え、近年のクラウドサービスのセキュリティは強固になってきています。例えば、多くのクラウドサービスにおいて、データの送受信の際に高度な暗号化が施されています。クラウドサービスによってセキュリティ対策の方法は異なるため、サービスの選択時に必ず把握しておくべき事項です。


データ送受信における遅延性

例えば、利用しているクラウドサービスのサーバーが米国にある場合、データ送受信に遅延が生じデータ分析の効率が下がり、結果的にビジネスにおけるビッグデータ活用に支障がでてしまう可能性があります。したがって、国内にサーバーが設置されているクラウドサービスを選択するのが良いかもしれません。ただ、その遅延がビジネスに影響しないのであれば目的やコストによって総合的に検討することもできるでしょう。


まとめ

ビッグデータとクラウドを組み合わせて利用する意義について解説しました。クラウドを利用したビッグデータの管理は欠かせなくなってきています。ビッグデータとクラウドの融合による重要なメリットは、インフラなどのコスト削減と人材の有効活用が可能になるという点です。これにより、企業の業績改善などの相乗効果が期待できます。


参考

分析はビジネスを前進させる TERADATA CLOUD

Teradata Vantage on AWS

Teradata Vantage on Azure

Teradata Vantage on GCP

顧客事例|クラウドへの移行が理想的なユーザーエクスペリエンスの構築に役立ったTicketmaster

Tearadataブログ|クラウドで実行するデータ・アナリティクス:単なる移行を越えて