株式会社ユーキャン | ひとりひとりのお客様へ必要なときに、最適なサービスを提供するため、Teradata データウェアハウスを活用

背景

株式会社ユーキャンは、創立後およそ半世紀の歴史を有し、現在に至るまでに全国総人口の 10% 以上に及ぶ 1400万人の顧客データベースシステムを構築してきました。顧客データベースはホストで構築していましたが、よりパーソナルでタイムリーな顧客密着型のダイレクトマーケティングを実践する為に、高速且つ拡張性のあるシステムへ再構築する必要がありました。

目標

多種多様な顧客分析に基づき、柔軟且つスピーディーな顧客抽出の仕組みを構築することにより、的確でホットな戦略的ダイレクトマーケティングを実践し、継続的に最適なサービスを提供することを目標としました

結果

Teradata データウェアハウスを活用し顧客の購買履歴を分析する事で、顧客行動のトレンドをより良く把握することができるようになりました。また、キャンペーンの効果検証が柔軟且つスピーディーになった為、受注率を上げるとともに、コストセーブまではかる事ができました。

会社概要

同社は、日本全国に及ぶ通信教育活動の展開と共に、書籍・ビデオ・CD 等に見られる教育・文化分野の総合的なソフト開発・出版サービスを、多彩なダイレクトマーケティングにより行っています。 現在開講の通信講座は約 200 にも上ります。教養・趣味・技能・資格・語学・・・等、人々が自己向上の糧とし、豊かになる為のありとあらゆるコースを準備しています。全国どこからでも望む人が望む教育を、またエンターテインメントを、自宅で自由に受けられる便益の拡充が、同社の使命と考えています。

課題

Teradata 導入以前は、顧客データや各講座のキャンペーン実施結果等をホストに蓄積していました。その為、顧客分析を行うなど蓄積データに直接アクセスすることは不可能な状況にありました。また、社内にはいくつかの固有業務を支えるサブシステムが存在しており、同一顧客の情報が分散所有されていることが判っていましたが、ホスト管理のデータベースに取り込むことは容易に行える状態にはありませんでした。

ソリューション

現在同社では顧客データベースシステムとして、Teradata データウェアハウスを活用しています。各講座のマーケティング担当が、一方では非定形の顧客分析(顧客群、購買履歴、DM 履歴、リーセンシー等)や有効因子の解析を行い、他方では定型業務として、月々のキャンペーン対象となる最適顧客層の選定と、特定顧客に対する集中的なダイレクトメールの発行を行っています。抽出処理においては、貴重な情報資源であるお客様情報を疲弊させないための高度な配慮も Teradata にて実現しています。更に、顧客からの種々の問合せや確認の対応にも「お客様サービス部門」に設置した PC を通じて、データウェアハウスへの直接アクセスを可能としており、個々人の状況に応じたきめ細かなサービスが実現できるようになりました。因みに、同社では Teradata を駆使しつつ、年間 7000万通に及ぶ効果的なダイレクトメールの発行を実現しています。

導入効果

同社では、Teradata データウェアハウスを活用することにより以下のような効果を挙げています。

  • ホストで構築していた顧客データベースシステムを Teradata へダウンサイジングすることによりホストの負荷軽減が実現しました。

  • ダイレクトメールの企画ごとにスピーディー且つ適確な顧客抽出が可能となり「攻め」のダイレクトマーケティングが実践できるようになりました。通信教育業界にとってダイレクトメールはお客様との最も重要なコミュニケーション手段であるため顧客抽出をいかに効率よく、精度の高いものにするかが重要であり、Teradata を利用することによりそれが実現できました。尚、ダイレクトメールの内容はターゲット顧客に合わせた形でカスタマイズし送付しています。

  • Teradata 上で顧客データベースの独立管理が可能になり、また、HP / Sybase で稼動していた統計システム(営業情報・予実績管理)も Teradata へ統合しました。その為、分散保有情報の一括管理も比較的容易に実現できるようになり、システム運用の一元化によるオペレーションコストの軽減に成功しました。

Teradata を採用した理由

ダイレクトメールが営業マンの役割を果たす同社にとっては、ダイレクトメールという媒体は大変パーソナルで且つ重要な情報チャンネルとなります。そのダイレクトメールを最大限に有効活用するためには、内容もさることながら、どんな顧客にどのようなタイミングで送付するかがもっとも重要なポイントとなります。それを実践する為には 1400万人にも及ぶ顧客データベースをスピーディー且つ適確にハンドリングできなければなりません。それを可能にするのは、大容量データを高速に処理でき、多重度にも強く、複雑な検索にすぐれた Teradata しかないと確信し、同社は採用に至りました。

当社のデータウェアハウス構築は、初期システムとして Teradata 3600 サーバーを 1996年12月にリリースし、1998年4月には Teradata 5150 サーバーに拡充置換が完了しました。Teradata の用途としては、創業以来 47年の活動を通じ順次蓄積された 1400万人を凌駕する情報の保有や有効活用です。お客様との間で、満足度の高い良質な 2Way のコミュニケーションを実現させる為の生命線となっています。Teradata の特性を生かし、一方では、過去の経験と実績に基づき定型的に個々の企画対象者の抽出処理を行っています。また他方では、非定型的な検索や分析の実行により、新たな有効因子の発見に取り組んでいます。データウェアハウスに未保有の情報を追加・格納をしつつ、定型化業務と非定型化業務を旨く連携させながらダイレクトマーケティングの活性化と効率化を進めています。


株式会社 ユーキャン 様